Special Session of SACLA Users’ Meeting 2023:
Contribution to Sustainable Development Goals (Language: Japanese)
現在、科学技術分野においてもSDGsが極めて重要なテーマとなっており、あらゆる先端研究施設でこのテーマに沿ったガイドラインが整備されています。SDGsが重要なテーマであることは、日本唯一のX線自由電子レーザー施設であるSACLAにおいても例外ではありません。
SDGsの達成には、科学技術イノベーションの社会実装が欠かせません。そのためには、大学、研究機関、民間企業、NPOといった様々な機関が垣根を越えて研究開発の成果を結び付け、共通認識を持って社会の課題解決にむけた取り組みを進めることが重要になります。
SACLAという最先端施設を活用してSDGsに貢献するためには、SACLAの現状を把握した上で、今後どのような研究を育てていくかについて、将来を見据えた議論をコミュニティ全体で進めていく必要があると考えています。そこで、先行的な取り組みなどを参考にしながら参加者全員で考えていく機会を作りたいと考え、このセッションを企画しました。
このセッションでは、SACLAやSPring-8などにおけるSDGsに関連する研究成果とその社会実装に関して、主に産業利用の観点から、これまでの取り組みと将来の構想などを3名の講演者からご紹介いただきます。一連の講演を通じてその困難さと挑戦性を参加者で共有し、最終ゴールである持続可能な社会への道筋を議論したいと考えています。
なお、本セッションへの参加にはSACLA Users’ Meeting 2023への参加登録が必要です。ホームページにある参加申込(Registration)のページからお申し込みください。
2023年3月3日(金) 13:30-15:10
オンライン形式(Zoomを使用)
日本語
13:30 | はじめに | 米田仁紀 電気通信大 |
13:35 | 鉄鋼材料の超急速加熱過程の観測 | 米村光治 日本製鉄株式会社 |
14:00 | 光触媒および人工光合成の時間分解XANES | 山中健一 株式会社豊田中央研究所 |
14:25 | 自動車用電池材料のXFELイメージング | 西野吉則 北海道大学 |
14:50 | 総合討論 |